バレーボールのスパイクスピードを上げる!体幹トレーニングが必要不可欠な理由
1. 導入
今回は、バレーボールのスパイクスピードを向上させるために、なぜ体幹を鍛えるべきなのかを会話形式で解説します。
体幹トレーニングという言葉は広く知られていますが、アスリートが実施する意義はどこにあるのでしょうか。スパイク動作との関係から見ていきましょう。
2. 解説(会話形式)
徳丸トレーナー こんにちは!今回は、バレーボールのスパイクスピードを上げるために、なぜ体幹を鍛えるべきなのかをわかりやすく解説していくよ。
さっちゃん よろしくお願いします!体幹トレーニングって、プロから部活生までみんなやっていますよね。
私もメニューに入れているんですけど、「そもそも体幹ってどこからどこまで?」と聞かれると、ちょっと自信がなくて……。やっぱり腹筋のことなんですか?
徳丸トレーナー そう思っている選手はとても多いね。
よく「体幹トレーニング=腹筋」と考えられがちだけど、厳密にはもっと広い範囲を指すんだ。解剖学的には、「四肢(手足)と頭頸部を取り除いた胴体全体」のことだよ。
さっちゃん 胴体全体なんですね!思っていたよりずっと広いです。
徳丸トレーナー そうなんだ。具体的には、骨盤、背骨、肋骨、鎖骨などの骨格が該当するよ。
当然、これらの骨に付着している筋肉は、すべて体幹部の働きに関係してくる。お腹だけでなく、背中、腰回り、胸のあたりまで含まれる大きなパーツなんだ。
さっちゃん なるほど……!それだけ体の大半を占める場所だからこそ、スパイクのスイングスピードにも大きく関わってくるんですね。
徳丸トレーナー その通り。バレーボールや野球のように、腕を頭上に振り上げる動作は「オーバーヘッドスポーツ」の動作に含まれるんだ。
こうした動作では、エネルギーが身体の中心から末端、つまり手先へ向かって順番に伝わっていく。これを運動連鎖と呼ぶよ。
さっちゃん 身体の中心から手先へ……。具体的には、どんな順番で動いているんですか?気になります!
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徳丸トレーナー スパイクでは、骨盤から始まり、背骨・肋骨、肩、肘、手首、指先へと動きがつながっていくよ。
骨盤 → 背骨・肋骨(ここまでが体幹) → 肩 → 肘 → 手首 → 指先、というイメージだね。
さっちゃん 動く順番があるんですね!つまり、一番最初のスタート地点が体幹になるんだ。
徳丸トレーナー 大正解。最終的にボールを叩くインパクトの瞬間までに、手先を最大限に加速させて強い力を生むには、動きの起点である体幹がしっかり働く必要があるんだ。
さっちゃん 体幹がしっかり働くって、具体的にはどんな状態なんですか?
徳丸トレーナー ポイントは3つあるよ。
1つ目は、体幹を速く動かせること。
2つ目は、テイクバック(バックスイング)からスイング時までコントロールできること。
3つ目は、体幹を大きく動かせること。
この3つがそろうと、身体に大きな捻りが生まれて、腕がスムーズに加速しやすくなるんだ。
さっちゃん 体幹から腕へ、しなやかに力が伝わっていく感じなんですね。
徳丸トレーナー まさにそのイメージだね。体幹がうまく使えると、腕だけで頑張るのではなく、身体全体の力をボールに伝えやすくなる。
さっちゃん もし、その最初の体幹の連動がうまくいかなかったら、どうなっちゃうんですか?
徳丸トレーナー そこがとても大事なポイントだね。
起点となる体幹が使えないと、その後に動く肩や肘の力だけで無理やり腕を振ろうとしてしまう。いわゆる手打ちに近い状態だね。
さっちゃん 手打ちになると、スパイクスピードも落ちちゃいそうですね。
徳丸トレーナー そうだね。スイングが遅くなるだけでなく、肩や肘へ過剰な負担がかかって、怪我の原因になる可能性もあるんだ。
さっちゃん スピードが出ないだけでなく、怪我のリスクまで上がるのは怖いです……。
徳丸トレーナー そうなんだ。そして、体幹がうまく使えている選手と、そうではない選手の差は、単なる意識やボールを打つ練習だけで埋めるのが難しい場合も多い。
さっちゃん だからこそ、トレーニングで体幹の使い方そのものを高める必要があるんですね。納得です!
徳丸トレーナー その通り。効率よく力を伝えるための体幹のコントロール能力やパワーを高めることは、競技レベルを問わずとても重要だよ。
さっちゃん なるほど。基礎的なトレーニングでベースを作ることが、結果的にスパイクの強さと安全さにつながるんですね。よし、やる気が出てきました!
徳丸トレーナー いいね!次回以降の記事では、体幹をさらに使いこなすために、「伸ばす」「曲げる」「捻る」という3つの動作の具体的な鍛え方を紹介していくよ。ぜひ楽しみにしていてね。
3. まとめ
体幹は、オーバーヘッドスポーツにおけるスイングの加速と、肩・肘の怪我予防に重要な役割を果たします。
効率よく力を伝えるためには、体幹を速く、大きく、自在にコントロールする能力を高めることが欠かせません。
今日のポイント
- 体幹は手足と頭頸部を除いた胴体全体
- スパイクの加速には体幹の強さと連動が関わる
- 体幹の連動不足は肩や肘への負担につながる
- 効率的な力伝達には体幹のコントロール能力が重要